RCCM資格制度概要

(社)建設コンサルタンツ協会資料より

1.背景と目的

 建設コンサルタント業務の執行について、発注者においては
  1) 業務成果の技術水準の確保
  2) 業務成果の十分なチェック
などのニーズがあります。
 一方、建設コンサルタントにおいては、
  1) 発注件数に見合うだけの業務管理者としての技術士がいない
  2) 受注者が選任する管理技術者について、資格基準がないため発注者と
    意見の食い違いが起こることがある
  3) チェック責任者は公的な資格を有することが望ましい
などの課題があり、発注者、建設コンサルタント双方からの業務に対応する責任者の客観的評価・育成が望まれています。
 このような背景から、技術管理者または技術士のもとに、建設コンサルタント等業務に係わる責任ある技術者として、直接管理あるいは照査の責任者となる「シビル コンサルティング マネージャ(Registered Civil engineering Consulting Manager,以下「RCCM」という)」の資格制度を創設し、建設コンサルタント等業務の円滑かつ的確な実施に資するとともに、優秀な技術者が積極的に活用されることによって、建設コンサルタントの技術力の向上が図られることを期するものであります。


2.役割と技術力

 「RCCM」の役割は、技術管理者または技術士のもとに、設計業務共通仕様書(国土交通省)において規定している管理技術者・照査技術者として、業務に関する技術上の事項を処理し、または業務成果の照査の任にあたるものです。
 「RCCM」に要求される技術力は、設計業務の特質を理解し円滑・適正に業務を進めるための一般共通の技術管理能力と当該専門分野の技術力とされます。


3.活用

 「RCCM」の資格の認定は、筆記試験に合格し、さらに登録することによってシビル コンサルティング マネージャの称号を付与します。当面は民間資格とし、試験の実施・認定・登録の公正を確保するため、学識経験者及び発注機関の代表者で構成される資格制度管理委員会の審議に基づき、(社)建設コンサルタンツ協会が実施いたします。


4.試験及び登録

(1)RCCM受験資格

 「RCCM」資格試験を受けることができる人は、受験者の業務経歴において建設事業の計画・調査・立案・助言及び建設工事の設計・管理の業務(以下、建設コンサルタント等業務という)に従事又はこれを管理した期間の合計年数が、次のいずれかに該当する者であります。
1)大学卒業者にあっては、建設コンサルタント等業務について13年以上(大学院修了の場合、修学年数を実務経験とみなす)の実務経験を有するもの。
2)短期大学若しくは高等専門学校卒業者にあっては、建設コンサルタント等業務について15年以上の実務経験を有するもの。
3)高等学校卒業者にあっては、建設コンサルタント等業務について17年以上の実務経験を有するもの。
4)上記各校に該当する学歴と同等以上であると認められる学力を有し、かつ各項の実務経験を有するもの。

(2)試験科目
 「RCCM」になるための試験部門は、建設コンサルタント登録部門の中から、あらかじめ受験者の方に1つの部門を専門技術部門として選択してもらいます。
 試験は、1.自己の専門技術分野の業務経験、2.業務関連法制度等、3.管理技術力、4.土木関連の基礎的共通技術知識の4科目から成る筆記試験によって行なわれます。

(3)試験日及び合格発表
 概ね試験日は11月中旬、合格発表は翌年の3月初旬頃となります。

(4)登録
 <省略>

(5)受験受付から登録までの日程
 <省略>


5.登録更新

 「RCCM」に登録された技術者は、技術の進歩・向上に対応した知識・技術力の維持を目的として、4年毎に登録更新のための「RCCM登録更新講習」を受講する必要があります。
 なお、詳細については、(社)建設コンサルタンツ協会・RCCM資格制度事務局まで問い合わせください。