聞いたことない山だと思う人がほとんどでしょうが、支笏湖北岸にそびえる小山。
写真はこちら
天気予報では雪だったので、吹雪を覚悟して行ったのだが、見事に晴れ渡った。
でも気温は低く、登り始めの8時時点で、マイナス8℃。
12時半に降りてきて、日差しが強く直射日光を浴びているとポカポカしているように
感じたが、それでもマイナス5℃。山頂では当然もっと低かったはず。
鹿の大群がうようよしているのには驚いた。
13日(土)の昼、スキー場駐車場に到着したがなんか寂しい。滑ってる人が見えない。
強風で本日リフト運行中止とか。
合流するはずだったスキー部の先輩に電話すると、すぐ近くのご自身の別荘で休んでいるとのこと。とりあえずその別荘にお邪魔させていただく。
スキー部の現役の練習に混じる予定だったのだが、現役も練習中止。夜の買出しに行ったとか。
別荘にいてもすることもないので、とりあえず食事に行き、その後、チセヌプリの雪秩父の露天風呂に1時間くらいまったり入浴。
16時頃かな。宿に入り、ロビーでプチ宴会。
夕食までに他のOBもやってきて、現役と交流会。
飲みだしたのが早かったので、22時頃にはOBは討ち死に。
翌14日も、朝から強風でリフトが動かない。しかし、天気予報は回復するとのこと。2時間くらい待って、動き出した。
さっそく現役との交流戦(タイムレース)。
タイムは現役にかなわなかったけど、3時間、みっちり滑ることができた。
写真参照
3月27日(土)、朝5時半に自宅を出発。一路ニセコへ。
天気予報ではそんなに良くないはずだが、青空が広がっている。小樽(西方向)に向かって走っていると、朝陽が登ってきて真後ろから日が差し、ルームミラーが眩しい。
3月末というのに、前夜から新雪が10センチくらいかな。真っ白な雪。天気が良いからきゅっと冷え込んでおり、出発時の気温がマイナス8℃だったのが、毛無峠を越える頃にはマイナス14℃。気持ち良い冬道。
2週間前にこの毛無峠を越えてニセコに行ったときは往復とも吹雪で視界不良。それが今回はドピーカン。久しぶりの眺望に気分上々。
倶知安の街に入る手前から見えた、今回の目的のニセコ連峰。向こうはちょいと暗いなぁ、、、
土地勘のない人には申し訳ないが、今回は新見温泉泊まり。土曜は新見温泉に集合した後、チセヌプリスキー場まで1台の車で移動し、チセからシャクナゲ岳、白樺岳を経由して新見温泉まで縦走する予定。
チセヌプリスキー場のリフト営業開始の9時には、空は完全に雪雲で覆われ、ちらちら降っている。でも、風はない。まだ視界は効いている。行けるかな、、、
2週間前にニセコに来たときは、土曜日は強風でほとんどのリフトが運行中止。なので、昼の2時頃から、このチセの隣にある国民宿舎・雪秩父の露天風呂で長湯していた。このときはそのあと車の運転があったので、残念ながら飲みはなし。ただぼんやりと流れる雲を眺めていただけ。
でも、今回はいけるだろう、と期待してリフトに乗る。
リフトを降りたところで、やや風は出ているが、視界は効く。目的の白樺山も見えている。雪は期待したほどフカフカではなかったが、でもそのほうが歩きやすい。よっしゃ、行くかぁ!
まずはチセヌプリのピークの南斜面を横切ってシャクナゲ岳を向かうこと30分くらいか。
歩き出した頃は、雲と雪山のコントラストがないので写真だと見えにくいが、このときはまだわりと視界良好。
しかしだんだん風が強くなり、ガスも出てきて山が見えなくなってくる。天気予報は良くない。
このまま進んでも、真っ白で何も見えなくなることは容易に想像できる。
あっさりあきらめて引き返す。
下りてくると風はないんだよな、、、
駐車場で撮った写真を見るとなんか日が差しているように見えるけど、実際はそこまでよくはなかった。でも、上と下とでは全然違う。標高差はたかが300m程度なのに、、、
ということで、昼間っから混浴露天風呂で雪見酒となった。
宿に入り、とりあえず缶ビール一本。一息ついたところで露天風呂へ。
廊下に年配女性の声が漏れ響いていた。露天風呂の手前の部屋からかな、と思いながら歩いていくと、脱衣所の向こう側、つまり風呂から声が聞こえている。先ほど、女性だけの6人グループを見かけた、と同行者から聞いていた。そのおばちゃんたちだったら怖いなぁ、、、
と思ったら、おっさんの声もする。あとから脱衣所に入ってきた同行者が、「だれか入ってるみたいだね」と言うので、思わず 「じいちゃんとばあちゃんが入ってるみたい」 と本音を漏らしてしまった。中に聞こえちゃったかな、、、
扉を開けると、思ってたよりずっと若いカップルがいてちょっととまどう。ちょっと白濁したペットボトルと茶色い液体(ウーロン茶?)が入ったペットボトルを持ち込んでいるのがチラッと見えた。
三畳一間くらいの大きさの長方形の浴槽がひとつあるだけの露天風呂。こっちも長風呂するつもりで、携帯ポットに焼酎を入れて持ち込んでいる。まぁいいや、と離れたところ (といっても2メートルくらい?) に入って、飲みだす。
結局、1時間半くらい、彼らといっしょに入っていた。
こっちにはお構いなく、彼らは会話を続けている。「こっちの方が冷たいよ」 「冷たくない方がいい」 なんてのが聞こえてくる。女性は明らかに酔った口調。男性は結構冷静。風呂から出たら、車が一台減っていたので、恐らくは男性は飲んでおらず運転して帰ったんだろう、とは私の勝手な想像。
「水のペットボトルって、いつからあったっけ?」 「お茶だったら中学生の頃かな」と言うので、10歳は離れてないけど、それに近いくらい年下らしい。
そのうち、だんながどうしたこうした、かみさんがなんじゃらうんちゃら、なんてのも聞こえてくる。あらあら、不倫カップルさんでしたか。
彼らが出て行った頃に、私のポットも空になった。少し風に当たって酔いを醒ましてから私も出る。
部屋に戻る。私の同行者は、可愛らしい美女を奥さんに持つおっさん2人。
「今頃、奥さん、どっかの温泉に行ってるんじゃない?」と言うと、ひとりは黙ったまま。ひとりは、「うちはチビがいるから」 と過剰反応?
やっぱり、目の当たりにすると不安になるのかなぁ、、、
写真参照
おっさんたちの朝は早い。
5時前だろうか。ひとり、ごそごそしたかと思うと部屋を出て行った。朝風呂?
かく言う私、前日は昼の2時から飲み続けたので、夕食後、ビールロング缶1本を飲みきれないうちにダウン。21時頃だろうか。そんな時間に寝ちゃったから、時計を見てないからわからないけど、多分、2時か3時には目が覚めていた。そのまま布団に入ってたけど、二度寝はできなかった。
もうひとりが起きて、テレビをつけ、窓から外を見る。5時半。雪が降ってる。朝食は7時半なので、まだ時間はたっぷりあるので、とりあえず私も起きて露天風呂へ。すると、青空が見えてきた。おっ、今日は行けそうだな。
部屋に戻ると、朝陽が差してきた。新雪が20cmくらい。こりゃ、パフパフが期待できる絶好のコンディションではないか。
テレビの天気予報では、降水確率は午前中30%、午後70%。高気圧が通過するが、その後ろの気圧の谷がどうも雲を呼ぶらしい。
さっき晴れてたと思ったら、また雪が降ってきた。やっぱり不安定な天気なのかな。
早くもひとり、スキーで登っていく人がいた。ラッセル跡もついて、ますます好都合。と思ったら、我々の出発前、この人と宿の廊下で立ち話。この人は早朝、宿の周りを長靴スキーで散歩してきただけだった。で、「いやぁ、こんなに積もってて大変ですよ」 30cmくらい積もってたとジェスチャー。
脅すじゃないよぉ、、、 (^_^)
食事が終わって部屋に戻ると、車が1台やってきて、ひとり、登って行った。こんどこそラッセル跡がつくかな。
朝、千歳を出てきた人が到着し、9時少し前、登り始める。(写真左)
日が差していてちょっと歩くとすぐに暑くなる。がっちり着込んでいたけど、すぐに1枚脱いでザックに入れる。このまま昼過ぎまで天気が持ってくれれば良いんだけど。
昨日行けなかった白樺岳が良く見える。(写真中)ホントは昨日、あそこから滑ってくるはずだったんだけどなぁ、、、
1キロ弱ほど冬季閉鎖の車道を登った後、いちど沢に降り、沢を越える。(写真右)今年は雪が豊富。一昨年は渡るところがないんじゃないかと心配したくらいなので、まるで別世界。
ここから1キロほどは標高差約300mをひたすら我慢の急登。しかし、先行者がいてくれたおかげでラッセルせずに済み、かなり楽をさせていただいた。
この辺りまでは、天候も、時折雪がちらついたりしたが、基本晴れ。
しかし天気予報通り、だんだん悪くなっていくのであった、、、
さて、標高差約300mの急登が終わると、その後は水平距離800mで標高差50mのたらたらとした緩い登りとなる。なので楽といえば楽になるが、地形に特徴がないので目印がないと方向がわからなくなる恐れがある。
急登が終わったところで、単独行の先行者が休んでいた。我々もその近くで休憩。気がつけば空はすっかり雲で覆われ、天気が良ければ見えるはずの山頂も見えない。でも、まぁ、GPSもあることだし、、、
というのは全くの油断だということにあとで気づく。
休んでいた先行者が先に登りだしたので、しばらくは我々もそのラッセル跡をトレースしたが、すぐに追いつく。視界が利かないせいか、先行者も方向を見定めるためなのか、あるいは他の目的のためか、立ち止まっているので、先行させていただく。
新雪斜面を先頭で歩くと、あらためて春の新雪だ、と感じる。
新見温泉出発の辺りは、20cmくらいの新雪で、気温がそんなに低くなかったため(と言っても推定マイナス7〜8℃)、パフパフとは言えない粉雪だった。という感覚、伝わらないだろうな、、、
それが、山の上に行くと樹木もまばらになってきて、風が強く、表面が硬くなっていて(ウィンドクラストと言う)、そんなに沈まない。でもスキーのトップが沈むといわゆる突っかかる感じで、歩きにくい。真っ白なガスもかかってきてて、斜面の凹凸も影ができないものだからわからない。平らだと思って進んでいると凸状になっていたりして突然スキーが突き刺さる。ホワイトアウトの二歩手前くらいの感じ。
まだまばらに立っている樹木が見えるときは、まだ平衡感覚は保てる。でも、それも見えなくなると、斜面の白色と周りのガスの色とが同化し、どこまで地面でどこから空気なのかがわからなくなる。そうなると、自分がまっすぐ立ってるのか傾いているのかもわからなくなり、気持ち悪くなることが多い。そんな時、視覚障害者がいかに超人的な感覚をしているのかを感じる。
山頂がどこだか見えない状態がしばらく続いていたが、同行者のGPSトラックデータを頼りにたらたらの緩斜面を進む。ときおりガスが流れ、山頂がうっすら見えたりすると、ほっとする。そして、近くの目印になりそうな樹木を定め、進む。
そうこうしているうちに最後の急登。
水平距離800m、標高差250m。実際のルートは少しまいて登るのだが、あらためてこうして数字で見ると結構な急斜面だったんだな、、、
山頂直下の尾根には、雪庇が見える。今年は3月の気温が低く、融雪が遅れているようだ。さらに昨日からの雪と風もあるのだろう。今回、3年連続3回目の訪問だが、雪庇は一段と大きいように思う。
最後の斜面を直登すると雪庇に当たるので、右側から回り込んで稜線から登ることにする。
風が強いが、そのおかげで時々ガスが流れて急に視界が利くようになったりする。過去2回、天気には恵まれていたが、しかしこの稜線から北側にはガスがかかっていたりして、北側の風景は見た記憶がないのだが、今回はきれいに岩内平野を見渡すことができた。
途中で写真を撮ったりしてたので最後尾になってしまった。先行したメンバー3人が、頂上目前でしゃがみこんでいる。「どうしたの?」と聞くと、「風が治まるのを待ってるんだ」と。確かに飛ばされそうな強風。でも、天気予報からすると一時的に風がやんでも、基本的にはひどくなる一方のようにも思える。行けそうな時に行っちゃおう。
昨年、一昨年は、山頂はゴジラの背中のような岩が出ていた。しかし今年はがっちり雪がへばりついている。私は山スキー用のプラスチック靴なので、多少硬くなった雪でもけりを入れるとステップがきれる。しかし他の3人はテレマーカー。テレ用の靴はそういうわけに行かないようだ。山頂まで登ったのは私ともうひとり。あとの二人は用心して今回は見送り。
ちょうどお昼で、天気が良ければゆっくり食事をしたいところだが、そんな状況ではない。早々に滑り降りることにする。
山頂の、昨年は岩が出ていたところ、今年はそれに雪・氷がへばりついていたところはスキーで行けないので、スキー板をその手前にデポして歩いてよじ登った。
滑り降りるにはまず滑走面に貼り付けていた、登り用の滑り止めシールをはがし、板を履く。同行の一人は靴も登り用と滑走用を別にしていたので、靴を履き替えていた。滑る方は自信のある私は、最後尾を降りようと思って、その人が靴を履き替えるのを待っていた。
天候はほとんど冬山の様相。風が強く、ガスもかかっていて時折視界が効かなくなる。OT氏が先行して降りていった。靴を履き替えたMT氏が少し右手の方から続いて降りようとしたら、TN氏が声をかける。「そっちは雪庇があって危険だぞー!」
雪庇があったのはもう少し上のほうで、MT氏が行こうとした辺りだったら大丈夫なように思ったが、なにせ視界が効かないので、安全策をとってもっと迂回した方がいいのだろう。と思ってMT氏が方向を変えるのを待っていたら、ガスが濃くなって、風が強くなった。私は動かずに立っているだけのはずなのに、なぜか動いている。やばい! 全層雪崩に乗っかっちゃってる!
ヒヤッとする。が、一方、地形的にこの尾根の上が雪崩るなんてあるんだろうか?
と冷静に考える自分もいた。錯覚だった。周りのガスの流れで、止まっている自分が動いているように感じる、これまた視覚に頼りきっている錯覚。わりとよく経験することなので、あわてずにすんだ。
それより、先に下りたOT氏の姿が確認できない。はぐれたらまずいな、と思って少し待っていたら、さぁっとガスが晴れた。下まできれいに見え、OT氏の姿も確認。MT氏も滑り出す。TN氏は滑り出していないけど、視界が効く時に降りないと危険なので、私も滑り出す。新雪滑走を楽しむ余裕はなかった。
OT氏の隣まで滑り降りて止まる。MT氏もすぐにやってきた。ところがTN氏が降りてこない。そのときはもう完全にガスで覆われ、視界20m程度か。しばらく待ってもやってこない。はぐれてしまった。
後で聞いたところ、私とMT氏が滑り出した直後、ガスに覆われてしまい、TN氏は滑り出すタイミングを失ってしまって、上で動けなくなっていたとか。
はぐれたらどうするか、という打ち合わせはしていなかった。
非常時、例えば怪我して動けなくなったなどの場合を想定して、携帯電話とアマチュア無線機は持っていた。でもこれは下界との通信手段として考えていた。とりあえずその場は携帯の圏外。無線機も電源を切っていたし、お互い、思い出して電源を入れたとしても、周波数の打ち合わせをしていない。
とりあえず、私の板の滑走面は蛍光ピンク色で、ガスの中でも比較的目立つ。滑走面を山の上に向けて斜面に突き刺し、ツボ足で登ってみることにした。
30mほど登ったところで、上からGPSを頼りにボーゲンで降りてくるTN氏の姿が確認できた。
あとからもうひとつ気づいたのは、今回、雪崩にあったときの対策としてOT氏とTN氏は捜索用ビーコンを身に着けていた。これは指向性があるが80mくらいの距離を感知できるそうだ。今回、動けずに離れていた距離は100mくらいだったようなので、その時点ではビーコンも感知しないが、TN氏が近づいてきているときにOT氏が捜索用の発信をしていたら、TN氏のビーコンがあるところから反応したはず。見えないけど、少なくとも数10mの距離にお互いがいるということは確認できるので、安心できたんではないかと。
とりあえず合流できたのは良いのだが、相変わらず視界は効かない。「GPSのトラックを頼りに降りるしかないね。」と言ったが、私のGPSは寒いのと、若干古くなっているせいもあってか、モノクロ液晶の反応が悪い。現在位置を確認するのに、立ち止まって1〜2分待たないとならない。実は滑りながら使ったことがなかったので、今回初めて気づいた。自転車や車走行だったら問題なく使えたのだが。
頂上直下の急斜面からたらっとした緩斜面まで降りてきた辺りで、風がなくなってきた。まばらな樹林帯 (こんな表現あるのかな?) に入る。振り返ると山頂の方はやはり風が強いようで、ガスがかかったり、山容が見えたり、、、
そんな状態だが、何組かのパーティーが登ってくる。おばちゃんたちだけの4人組とか、単独行の人も。
風がなくなり、気持ち天候も穏やかになったように感じたところで、昼食。食べ始めたら青空も顔を出したりした。しかし、身体は先ほどまでの寒風で冷え切っていたようだ。とりあえずおにぎりをほうばるのが精一杯。
その後は、穏やかな曇り空の下、樹林の中の新雪スキー。でも、ちょっと気温が高いみたいで、パフパフパウダーではなかったのが残念だが。まぁ、3月末としては上々。そういえば昨年も、晴れてたけど気温が低くて、わりと滑りやすかったような気がする。
ほぼ下まで降りてきた頃、かぁーっと晴れ渡った。青空の中に山頂がくっきり。あれあれ、、、
まぁ、無事、下山。とりあえずまた露天風呂へ。すると、また吹雪、、、
下界は30分ごとに快晴と吹雪が繰り返す一日だったようだ。
===
さて、それで、今回の教訓。
山ではガスに包まれると2m先が見えなくなることがよくある。歩いている時は、同行者と離れることはほとんどないが、スキーで滑るとすぐに離れてしまう。そんな当たり前のことを、当たり前が故、なんとも思っていなかった。
無線機、ビーコン、GPSなども、所持しているだけで安心していた。
まだまだ本格冬山なんて行けないな、と思ったしだい。
今年は、スキー場を滑るのは今回の1回だけに終るかも。
40何年スキーをしてきて、年間滑走日数最少記録になりそう。
大学スキー部の後輩たちがカムイリンクスで合宿していて、そこへOBが押しかけて現役とタイムレースをする行事。
すっかりおじさん体型になったのにまだまだラップ争いをする先輩もいれば、私のように体型は何とか維持しているのに全然争いに加われなくなっちゃったのもいる、、、
今年は昨土曜日を予定していたのだが、天候不良。
風が強くて上のリフトが止まってしまい、レースバーンが使えないという事態。タイムレースおよび現役の練習は中止されてしまったので、やむなくポツポツと降る雨と風の中、フリー滑走。
まぁ、そんな天候のおかげもあって、ゲレンデはガラガラ。そんなときに滑る物好きはみんな上級者なので、安心してぶっ飛ばせた。
初滑りの不安はあったものの、まぁ、そんなの関係ない、、、
夜は懇親会。
タイムレースは翌日行われたのだが、私は所用があって朝食後に帰札したためDNS。
来週、山スキーの予定なので、ウォーミングアップにはなったかな。
21日の土曜日、無意根山の隣の長尾山への山スキー。
ちょっと文章を書く余裕がないので、
とりあえず写真だけ。
同行者のブログ
とりあえず写真だけ
先週に引き続き、春とは思えない低温で、深雪を堪能させていただいた。
何年ぶりかの春山スキー。
札幌周辺の山、札幌岳、無意根山など、行きたいと思いつつまだどこにも行ったことなかった。そんな中のひとつ、空沼岳に行ってきた。定山渓と支笏湖の間、というんだろうか。
最初はたらたらとした登りが続く。雲ひとつない快晴で、暑い。すぐに汗がだらだら。最初は同行者のペースが速いものだから息も上がる。30分でひと休み。
ずっと、隣の恵庭岳が見えている。そのうちに支笏湖畔の紋別岳。さらに上がると支笏湖、その向こうに風不死岳、樽前山。だんだん見える範囲が広がってくる。
2時間半くらいかな。急登となり、気温が上がって雪もざくざくとなって登りにくくなったところで、空沼。といっても完全に凍っているんだろう。雪に覆われているからちょっとしたグランド状態。このあたりで標高1050m。その向こうに標高1251mの頂上が聳える。さぁ、もう一息、と最後の急登に取り付いたところ、山頂直下を登る先行者の姿が見える。頂上直下も厳しそうだ。
頂上手前の標高1200m付近は、ちょっとした面積のある尾根が続いている。ここにたどり着いたのが12時過ぎ。腹ごしらえをしてから頂上に向かうことにする。
食事後、ザックをその場にデポして空身で登頂。途中、振り返ると紋別岳が低く見える。ふと左を見ると、蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山の優麗な姿。富士山と違って見上げる姿じゃないのがちょっとさびしいが、しかしやっぱりきれいだ。
20分ほどで山頂到着。360°のパノラマ展望。こんなに景色がいいところとは知らなかった。北は樺戸山地、右に夕張岳、そして日高山脈の白い山稜。南の支笏湖周辺の山は登りながらずっと見えていたが、ほとんど見下ろすようになっている。西側も羊蹄山の左にはルスツスキー場のコースが見える。羊蹄の右にはニセコの白い山稜。さらに右は、無意根山、余市岳だろうか。山名が特定できないが、それにしてもこれだけの眺望を堪能できたのはいつ以来だろうか、、、
とっても気分良くなったところで下山開始。
この下りはちょっと疲れた。たらたらの斜面だということと、雪が少なくなってきているせいかブッシュや木の枝が元気で、滑りにくい。気温も高目ということもあるが、くだりでも大汗をかいてしまった。
車の戻ると、支笏湖畔の丸駒温泉へ。15時40分。駐車場にいたおじさんに、 「日帰り入浴は3時までなんですけどねぇ、、、 まぁ、まだいいですよ」 となんかすっきりしないけどさっそく湖岸の露天風呂に飛び込む。すぐに震える。外気が低いため、湯温35度だとか。
まぁ、そんなこともあったが、総じて気分よく帰ってきた。
日曜はニセコ連峰の1つ、目国内岳 (メクンナイ) へスキーで登ってきた。出発地点は新見温泉。
前日の土曜日は雨混じりの暴風雪だったような痕跡があり、生まれたての樹氷も見られた。この日は穏やかな薄曇り〜晴。風がなし。でも気温は比較的低くて、風は冷たい。おかげで雪質は4月とは思えないくらい良質だった。
写真はこちら参照
山頂直下は、夏は笹山になっているようで、この時期は広いゲレンデ。300mくらい手前にザックをデポして空身で山頂へ。
ザックのところに戻って昼食。
食後、良好な雪質に誘われてもう一度登ってひと滑り。今シーズンの滑り納めとなった。
同行のたねやんがデジカメで動画撮影してくれた。デジカメもビデオと変わらない機能を持つようになっていることにびっくり。ちなみに、上記にアップした私の写真も、携帯のカメラ機能を使ったもの。少々色合いが気に食わないけど、よく撮れている。
降りてきたら、新見温泉の混浴露天風呂へ。
風呂から出てきたらロビーで山菜たっぷりのけんちん汁を振舞っていただいた。
登山客で成り立っているような温泉だけに、この時期、スキーで来たお客さんには出しているとか。
また来年も行こう、、、